哀姫―アイヒメ―II
父「ゲホッゲホッ。朱音組の奴らを...恨むんじゃないぞ。あいつらは元々いい奴らだったんだ。ただ、リーダーが変わって...色々不正を犯すように...ゴホッなったらしいが...。ハァハァ...。組員達は操られてるだけなんだ...。」
『父さんっ!もう話さないで!血がっ...。』
父「大丈夫だ...。そろそろ俺はもうダメらしいからな...。最後くらい話さなくちゃな...。」
『父さん!そんなこと言うなよっ!この後どうすりゃーいいんだよっ!』
父「お前は皐月を連れて逃げろ。後ろを振り向くなよ...ゲホッ近くに家があるだろうから逃げ込め。いいな?」
皐「やだっ、やだよぉ。パパぁ!」
父「最後まで世話してやれなくてゴメンな。ハァハァハァハァ...。夏月...皐月...。ずっと見守ってるからな...。いつも...笑顔でいろよ...。どんな時も...笑顔を忘れるんじゃねー。」
母「ごめん...ね...。あ...んまり...は...なせ...ないけ...ど。これだけ...は...言えるわ...。仲間を...作りなさい。健やかる時...も...病める時も...信じてくれる...大切な...仲間を...。ずっ...と見守ってるわ...。」
父・母「「愛してる。」」
ガクッ
父と母は、同時に動かなくなった。