哀姫―アイヒメ―II





奏翔side








羽「ねぇ、こーちゃん達遅くない??」







夏「確かに...。ちょっと遅すぎるかな?」








紅羽と百優が食べ物を買いに行ってから30分も経過していた。








ここから、店まではかなり近いからそんなにかからないはず。








波「買うもん迷ってるだけだろ。心配する必要なんてねーよ。」







麗「でも、ちょっと遅すぎますよっ!」








健「もしかして...。何処かでナンパされてるとかじゃね?」








は?






ナンパ?







紅羽達がか?







...ありえる。






でも...






亜「っ!!!百優、男ダメじゃねーか!それこそヤバイっ!!」








そう、百優は男子恐怖症。







ナンパなんてされたら多分倒れっちまう。







龍「せやけど、俺達の姫やって知っとるのに手を出してくるやつなんてそうそうおやらんやろ。」







確かに、紅羽が夜蝶の姫であり、百優が雷馬の姫であることは全校が知っているはずだ。








それに、今日はほとんど、学園の人達ばかりで地元の人がいるとしてもカップルや家族連ればかりだった。









百「な、夏月っ!!!み、皆っ!!!」






俺達が話していると、百優が一人でこちらに走ってきていた。






夏「百優!?」








羽「ちょっ、こーちゃんは!?」








百「夏月っ、奏翔達っ、た、助けてっ!!紅羽が、紅羽が!!!!」








百優は、普段と違って落ち着きがなくとても焦っている顔をしている。








夏「紅羽ちゃんがどうしたの?」








夏月が百優を落ち着かせながら聞いた。








百「紅羽が、紅羽が、普通科の男五人組に連れてかれちゃったっ!!!」








ほぼ全員「「「「「はぁ!??」」」」」







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