哀姫―アイヒメ―II
紅羽side
あ、危なかった...。
奏翔に、この状況を説明する時に思わず戸惑っちゃったや。
雪夜が助けてくれなかったらどうなってたことやら。
まぁ、私がアイヒメだとバレなかったみたいだから良かった。
...私、皆に隠し事ばっかりしてるな。
いつか、話せる時が来るといいけれど。
羽「じゃあ!無事にこーちゃんも見つかったわけだし!帰ろー!」
波「いや、何処にだよ。」
羽「え、そりゃあ、」
〜♪ピンポーンパンポーン
羽「ありゃ?」
羽留が話をしているうちに、放送のチャイムがなった。
«あーあー。ハロー?よし、繋がってるな。えー。ビーチに残っていると思われる生徒の呼び出しをする。1年SS組朱羽紅羽。同じく1年SS組朱羽雪夜。至急、海の家に戻ってこい。俺直々からの呼び出しだからちゃんと来いよー?来なかったら、お待ちの秘密を暴露するからな。んじゃ!あと10分の間に来いよー。»
ブチっ
...。
何なんだ!?
放送でいきなり呼び出しってそんな急なお話なんですかね!?
宇「ちょ、朱羽!?お前、一体何をしたんだ!?」
何もしてません!
くだらないことで呼ばれるのだと思われる。
新「取り敢えず、理事長からの呼び出しだから行ったほうがいいんじゃねーか?」
亜「秘密暴露するって言ってたしな。」
秘密って何!?
私達が朱音組の子供だってこと!?
私が月夜鳥の元姫ってこと!?
どちらにしろやばい!!
『雪夜!行くよ!!』
雪「う、うん。そんなに急がなくても大丈夫なのに。」
『私達の秘密バレたらやばいでしょーが!』
命の危険を感じるよ!
私は雪夜を引きづって優の所まで走った。