哀姫―アイヒメ―II
私の合図で門を飛び越え着地した。
ウゥーーーーーー
«侵入者発生。侵入者発生。警備員は急いで門へ集まりなさい。»
雪「早くね!?まだ、入ってから一歩も進んでねーんだけど!」
『出向いてくれた方が手際が良くていいわ。それに、背後に壁があると背中を狙われなくていいわ。』
雪「いわゆる背水の陣ってやつだな。」
ドタドタドタドタ
約15人ほどの警備員が走ってきた。
『厳ついわね。』
雪「まぁ、組の奴らの息子が居るんだからな。」
「行けぇー!!」
バンッバンッ
ヒュン
『油断するんじゃないわよ。』
雪「分かってる。」
ドカッドカッ
私達は一斉に殴り始めた。
雪「あれっ、(ドカッ)歌、うわぁ危な!、歌わねーの?うおっと。」
『喋りながらやるんじゃないわよ。歌はあいつらを成敗する為にあるの。ここでは歌わないわ。』
「ふぅーん。」