オフィスに彼氏が二人います⁉︎
「……そうだったな! 楽しかった?」
結局、肝心なことが聞けない俺はほんとにヘタレだな、と強く思った。
「楽しかったよ」
「そ、そうかそうか! それなら良かった!
俺も井島と結構飲んでさー、疲れたからもう寝るな!」
変なことを言って、変な空気になりたくない。我ながら女々しいとは思ったけど、俺はそう言って寝室に向かった。
……そう言えば、七香からあんまり『好き』って言われないな。
正式に二人で付き合うキッカケになった時は言ってくれたけど、その後はあんまり。
……だから、七香が俺のことをどう思っているか、いまいちわからない部分もある。
……やっぱり、俺は友だちみたいに思われてるのかな?
布団に潜ってそんなことを考えていると、寝室のドアが開く。
「もう寝ちゃった?」
七香も部屋に入ってきて、そう尋ねてくる。
起きてるよと答えると、良かったと返される。
そして、七香もそのままベッドに入ってくる。
いつもこのベッドでこうして二人で寝ているから、ここまではいつもと同じ流れなんだけど……。
「……ねぇ、久我くん」
「ん?」
「……エッチしよ?」
……へ?
結局、肝心なことが聞けない俺はほんとにヘタレだな、と強く思った。
「楽しかったよ」
「そ、そうかそうか! それなら良かった!
俺も井島と結構飲んでさー、疲れたからもう寝るな!」
変なことを言って、変な空気になりたくない。我ながら女々しいとは思ったけど、俺はそう言って寝室に向かった。
……そう言えば、七香からあんまり『好き』って言われないな。
正式に二人で付き合うキッカケになった時は言ってくれたけど、その後はあんまり。
……だから、七香が俺のことをどう思っているか、いまいちわからない部分もある。
……やっぱり、俺は友だちみたいに思われてるのかな?
布団に潜ってそんなことを考えていると、寝室のドアが開く。
「もう寝ちゃった?」
七香も部屋に入ってきて、そう尋ねてくる。
起きてるよと答えると、良かったと返される。
そして、七香もそのままベッドに入ってくる。
いつもこのベッドでこうして二人で寝ているから、ここまではいつもと同じ流れなんだけど……。
「……ねぇ、久我くん」
「ん?」
「……エッチしよ?」
……へ?