オフィスに彼氏が二人います⁉︎
「あ、あのあのあの!? お、落ち着いてください部長!」
「うん、落ち着いてるよ?」
「確かに! えーと、でも、あのその……!」
落ち着いていないのは私の方だ。時山部長は動揺どころか恥ずかしがってる様子も一ミリもない。
で、でも今のは聞き間違いなんかじゃないし……‼︎
「……で、でも私の一体どこが……?」
すると、時山部長はフッと笑ってから、ゆっくりと話してくれた。
「明るくてかわいい子だなってずっと思ってたよ。それに、仕事もできるって評判だし。君となら、お互いを高め合って成長していく恋愛ができると思ったんだ」
お、お互いを高め合う……⁉︎私が時山部長をこれ以上高めてあげられる要素は何一つないと思うのですが……!
……でも、ストレートな告白自体は、とてもうれしかった。
するとその時、ウェイターさんに案内され、久我くんがテーブルに到着した。
「すみません、お待たせしました」
時山部長にそう言いながら席に着く久我くんは「七香も悪かった、メッセージ見てくれてサンキュ」と私に伝えた。
「う、うん。全然……」
「ん? どうした? 七香、顔赤くねぇか?」
「えっ⁉︎ いやその……!」
久我くんの質問に、私は動揺してしどろもどろになってしまう。
まさか、今告白されてたの、とは言えないし……。
でも、明らかにおかしい私の様子を気にしてか、久我くんは時山部長に「何の話してたんですか?」と聞いた。
時山部長ならスマートに上手くごまかしてくれるだろう……と思ったのだけれど。
「今、俺が嵩元さんに告白してたんだ」
……と、サラッと答えた……。
「うん、落ち着いてるよ?」
「確かに! えーと、でも、あのその……!」
落ち着いていないのは私の方だ。時山部長は動揺どころか恥ずかしがってる様子も一ミリもない。
で、でも今のは聞き間違いなんかじゃないし……‼︎
「……で、でも私の一体どこが……?」
すると、時山部長はフッと笑ってから、ゆっくりと話してくれた。
「明るくてかわいい子だなってずっと思ってたよ。それに、仕事もできるって評判だし。君となら、お互いを高め合って成長していく恋愛ができると思ったんだ」
お、お互いを高め合う……⁉︎私が時山部長をこれ以上高めてあげられる要素は何一つないと思うのですが……!
……でも、ストレートな告白自体は、とてもうれしかった。
するとその時、ウェイターさんに案内され、久我くんがテーブルに到着した。
「すみません、お待たせしました」
時山部長にそう言いながら席に着く久我くんは「七香も悪かった、メッセージ見てくれてサンキュ」と私に伝えた。
「う、うん。全然……」
「ん? どうした? 七香、顔赤くねぇか?」
「えっ⁉︎ いやその……!」
久我くんの質問に、私は動揺してしどろもどろになってしまう。
まさか、今告白されてたの、とは言えないし……。
でも、明らかにおかしい私の様子を気にしてか、久我くんは時山部長に「何の話してたんですか?」と聞いた。
時山部長ならスマートに上手くごまかしてくれるだろう……と思ったのだけれど。
「今、俺が嵩元さんに告白してたんだ」
……と、サラッと答えた……。