狼社長の溺愛から逃げられません!
 

「有川さん。これあげる」

オフィスで仕事をしていると、古賀さんが小さな紙袋を私にくれた。

「この前韓国の映画祭に出張に行ってきたから、そのお土産」
「わ、ありがとうございます。中見てもいいですか?」

お礼を言って聞いてみると、「どうぞどうぞ」とうなずかれさっそく袋の中を見る。
入っていたのはスイーツみたいな可愛いパッケージのリップグロスで、思わず顔がぱぁっと笑顔になる。

「わぁ、可愛い……! ありがとうございます」
「なんか、甘い匂いがするんだって。有川さんに似合いそうだなって思って」
「ほんとだ、いちごジャムみたいな美味しそうな匂いがする」

パッケージを開けて鼻を近づけてみると、いい匂いに思わず顔がとろける。その様子を見ていた古賀さんにクスクスと笑われた。

「付けてみたら?」
「はい!」

そう言われ、デスクの引き出しに入ってる小さな鏡を取り出しさっそくつけてみる。


 
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