狼社長の溺愛から逃げられません!
 

「しゃ、ちょう……?」
「俺以外の男に贈られたものを、身に付けるな」

反論を許さない強い口調でそう言って、私がうなずく前にまた唇を塞がれた。

なんでそんなに不機嫌なんですか? そう聞きたかったけど、強引で情熱的なキスに思考も理性も奪われる。

くたりと体の力が抜けて社長の胸に崩れ落ちてしまった。
潤んだ視界でぼんやりと社長のことを見上げると、意地悪な笑みを浮かべて小さく笑う。



……この人はずるい。
意地悪で身勝手でなにを考えているかわからない社長に振り回されてばかりなのに、好きで好きで仕方ない。






 

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