気まぐれ男子にご注意ください!







「神田くんのね、睫毛がね、長くて…こう、、なんていうんだろう…」






お昼を食べ終わって、食堂から教室に戻った私たちはしーちゃんの席で恋バナ中。




とはいっても、しーちゃんは今好きな人いないから、私が神田くんについて語ってるだけなんだけど…。



ちょうど教室に神田くんはいなくて、どこに行ったんだろうなぁ、

なんて考えていたその時






「あ、神田」


「えっ!?」





しーちゃんの声に振り向けば、そこにはプリントを持った神田くんが、教室の後ろのドアでキョロキョロしている。



え…まってかわいい…。


キョロキョロしてる神田くんとか、中々見れないからレアだよ!?





私が神田くんをじーっと見ていると、バタッと目が合う。






「はお…なんか神田こっちに来てない?」


「うん…」





しーちゃんの言う通り、神田くんは何やらこっちに向かってきている。



私たちの後ろには誰もいないし、…私かしーちゃんに用事?


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