気まぐれ男子にご注意ください!
「そういえばさ、羽音ちゃんって頭いいんだよね?」
鈍感天然、ってさっき言われたばっかりなのに、急に真逆とも取れるようなことを言われてびっくりする。
でも、鈍感天然って別に頭悪いっていうわけではないのか…。
ただ、褒められてるっていう感じではないのはたしか。
「んー…。頭いいっていうわけではないかなぁ…」
だって私のテストの順位が上がったのは、神田くんのお隣になってからだから。
今までの順位はちょうど真ん中くらい。
お世辞でも頭がいいって言われる方ではない。
「え、でもこの前のテスト20位代じゃなかった…?」
「うん、24位だったかな」
「頭悪そうな感じなのに頭いいとか…ギャップだよなぁ」
「…それって褒めてる?」
頭悪そうな感じって、すごい悪口を言ってくる達哉くんをちょっとだけジロっと睨む。