いじめっ子には愛の鎖を






「お前の両親、すげぇな」




家を出ると、面白そうに淳太君は言う。

そんな淳太君の言葉に頰を染めた。





真面目な雰囲気だったのははじめだけで、あとはお祭り騒ぎだった。

藤井家らしい馬鹿騒ぎだった。

お父さんは昼間から酒を飲み、



「俺のスティック」



を連発し始める。

そして、お母さんが本気で怒っていた。

最後はのり巻きみたいにお父さんを布団でぐるぐる巻きにして、そのまま寝室にポイされていた。

そんないつも通りの藤井家だった。


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