いじめっ子には愛の鎖を
真っ赤な顔のあたしに、尚も赤木さんは詰め寄る。
「藤井さん、僕が……」
伸ばされた赤木さんの手は、別の手に遮られる。
そして、震える身体にパサっと紺色のものがかけられる。
ふわりと大好きな香りがした。
そして、
「赤木さん、酔っ払ってるでしょ?」
大好きなその声が聞こえる。
低くて不機嫌なその声さえも、あたしの心を揺さぶって止まらない。
「酔っ払いの赤木さんにお任せすると、藤井が心配です。
俺が代わりに送っていきます」