いじめっ子には愛の鎖を
あぁ、やめて。
こんな状況なのに、胸がきゅんきゅんいって止まらないよ。
びしょ濡れで寒いはずなのに、身体が発火するように熱いよ。
「今井君、君は余計だ。
藤井さんに嫌われているくせに!」
赤木さんの悪足掻き攻撃に、
「嫌われていても、赤木さんに任せるよりはマシでしょ?
……大丈夫、藤井の彼氏のもとに送り届けますから」
淳太君は冷静に言い放ち、行くぞとあたしに告げる。
あたしは真っ赤な顔のまま立ち上がり、淳太君の後に続いた。