いじめっ子には愛の鎖を





「桃華ちゃんはあの後、今井君に送ってもらったの?」



「はい……」




ドキドキしながら答える。

送るも何も、あたしは淳太君と一緒に住んでいるのだから。

あの後シャワーを浴びて各々のベッドで眠っただけだが、いけないことをした気持ちになってしまう。

秘密って刺激的だ。





そんなあたしの気持ちなんて、淳太君は知らない。




「最悪でした。

藤井の彼氏にブチ切れられて」




淳太君は困ったように鮎川さんに告げ、岡部君を見る。

その視線がやたら冷ややかで、怒りすら感じて、岡部君はぐっと口を噤んだ。


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