渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~
「むしろ、お前の体調の変化に気づいてやれず、済まなかったな……」
(ガイアス様は、自分を責めていられる……。そんな、私の不注意なのに……)
カルデアは弱々しく首を横に振り、繋がれた手を握り返す。
「ガイアス……様の、せいじゃ……ありませ……ん」
「カルデア……」
「だから……自分を、責めない……で、ください……ね」
安心させるように笑って見せれば、ガイアスは唇を引き結び、眉間に皺を寄せた。
(ガイアス様……?)
どうしたのかと、ガイアスの顔を見上げると、ガイアスは悔しそうで、悲しそうな複雑な顔をして拳を握りしめていた。
「お前に気を遣わせて、自分がいかに至らないかを痛感した」
「ガイ、アス様……」
「いつか、お前が強がる事なく俺を頼れるような男になる。そう、誓わせてくれ……」
ガイアスは弱々しく笑い、カルデアの指先に優しく口付けた。
(あ……!)
カルデアは突然指先に触れたガイアスの唇に、心臓が飛び出そうなほど驚く。