渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~


「お前が元気になるまで、側にいる」

「っ……はい……」

(触れられた指先がジンジンするわ……)


それだけでなく、動悸や息苦しさまで感じる。

胸の奥底で秘かに芽生える新しい感情に、カルデアは戸惑った。


(この感情は……なんなのかしら)

その正体は、ガイアスの側にいればわかる気がしたカルデアは、その気持ちを慈しむように胸にてを当てる。


「少し眠れ、頭を撫でていてやるから」

「ありがとう……ございます……」


言われた通りに瞼を閉じれば、頭を撫でられる感覚にすぐ、眠気がやってきた。


(目が覚めたら、もっとガイアス様と話してみたいわ……)


そんな事を考えながら、カルデアはいつの間にか眠りの世界へと落ちていた。

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