渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~


「これ以上、贈り物はやめて欲しいとの事でした」

「うぐっ……」


(や、やはりか……逆に、何を贈ればカルデアは喜ぶのだ?そういえば、俺はアイツの好きなモノさえ知らないのだな……)

カルデアとの心の距離が遠い事を、ガイアスは身を持って知る。

同時に、焦りばかりがガイアスの心の中には渦巻いていた。


「それで、カルデアは他に何か言っていたか?」

「王妃ではないのに、高価なモノは貰えないそうで、開封されていない贈り物もありました」

「……そ、そうか……」


(まるで、千の刃にでも裂かれたかのように、心臓が痛いぞ……)


この世の終わりみたいな暗い顔をして、力なく椅子に腰掛けるガイアスの肩に、シュドが手を置く。


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