(完)嘘で溢れた恋に涙する
そんなことを考えていると、急にどこかで私の名前が呼ばれた気がした。



お母さんだろうと思って辺りを見回すが、その姿は見つからない。



だけど、周りのパジャマのような姿の人たちの中にスーツを着た女の人を見つけた。



驚いた顔でこっちを見つめている彼女は間違いなく担任の高山先生だった。



だけど私は見逃さなかった。



私が先生の方を見た瞬間、一瞬だけ先生は怯えたような表情を見せたのを。



そうだ、先生に聞けばわかるはず。



私があの日何をしてしまったのか。




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