LoveForever
それにしても人がおおいなぁ・・・
ママの会社の作家さんだから当たり前か。
「あっ!
windさん!!」
ママは誰かに声をかけた。
wind―??
まさか―
「柊先生!
こんばんは!!」
彼女はママに言っていた。
ミディアム・・・それより少し長いくらいの髪。
じゃっかんくせっ毛っぽいところも見える。
黄緑のワンピースが柔らかい顔立ちの彼女にはよく似合っていた。
「一愛、あなたが会いたがっていた、
高校生作家のwindさん。
windさん、こちらは娘の一愛、あなたのファンよ。」
「わぁ!!
はじめまして!!windっていいます!!」
彼女は手を差し出してきた。
「はじめまして・・柊一愛です。
すっごく小説がおもしろくて大好きです!!」