熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
きっと、私の言葉が完全に図星を突いたせいだろう。
「それは……まあ、お年頃だったし、そういう時代の流れに乗って」
優月は組み上げた足に肘をついて、ガシガシと髪を掻き毟っている。
いつも、自分より遥かに年上の重役陣を、鋭い一言で一刀両断する社長と同一人物とは思えないほど、説得力のない言葉で濁そうとしている。
「それを言ったら、私だって中学生の時には興味あったわ。でも許嫁がいたから羽目を外せなかっただけ。……で、優月の初めてのキスは高校一年生の時の彼女で、初体験は高校二年生。相手は一緒?」
「違う。……と言うか、ちょっと待て。綾乃、お前そんなことまで誰に聞いたんだ!?」
恐ろしいくらい正確な私の情報を、誤魔化す気もなくなったのか、優月は割と素直に白状した。
そして、その情報ソースへの疑問に到達したようだ。
くわっと眉尻を上げて身体を私の方に向け、乱暴なほどの力で私の両方の二の腕を掴んでくる。
「痛い。離して」
「いいから言え。俺のそんな昔のプライベート、知ってるヤツと言えば……」
「もちろん心当たりはあるでしょう?」
私は自分の腕から優月の手を片方ずつ剥がしながら、ふふっと声に出して笑う。
「……進藤か……」
「それは……まあ、お年頃だったし、そういう時代の流れに乗って」
優月は組み上げた足に肘をついて、ガシガシと髪を掻き毟っている。
いつも、自分より遥かに年上の重役陣を、鋭い一言で一刀両断する社長と同一人物とは思えないほど、説得力のない言葉で濁そうとしている。
「それを言ったら、私だって中学生の時には興味あったわ。でも許嫁がいたから羽目を外せなかっただけ。……で、優月の初めてのキスは高校一年生の時の彼女で、初体験は高校二年生。相手は一緒?」
「違う。……と言うか、ちょっと待て。綾乃、お前そんなことまで誰に聞いたんだ!?」
恐ろしいくらい正確な私の情報を、誤魔化す気もなくなったのか、優月は割と素直に白状した。
そして、その情報ソースへの疑問に到達したようだ。
くわっと眉尻を上げて身体を私の方に向け、乱暴なほどの力で私の両方の二の腕を掴んでくる。
「痛い。離して」
「いいから言え。俺のそんな昔のプライベート、知ってるヤツと言えば……」
「もちろん心当たりはあるでしょう?」
私は自分の腕から優月の手を片方ずつ剥がしながら、ふふっと声に出して笑う。
「……進藤か……」