熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
私は一度本社ビルに戻り、優月の指示通り、マリーさんの荷物を穂積家本邸に届けてもらうよう手配をした。
秘書室長にパーティーでのことを報告して、優月の直帰を伝える。
マリーさんを怪我させてしまったことにお咎めを受けてから、デスクに戻って雑務に当たった。
優月がいつも背にしている大きな窓の外で、夕日が傾き、薄暮が迫ってくるのを時折ぼんやりと眺める。
午後六時を回ると、外はすっかり薄暗くなった。
私もまったく進まない仕事を切り上げ、帰り支度をして社長室を後にした。
このまま真っすぐ帰ることもできる。
だけどやっぱり、もう一度ちゃんとマリーさんに謝罪すべきだろう。
私のしでかした失態の後始末を、全部優月に被ってもらうわけにはいかない。
そうわかっていても、気持ちが尻込みしてしまう。
私はエントランスフロアまで降りて、一度頭を切り替えようと、アトリウムに向かった。
終業時刻を過ぎたこの時間は、いつも賑やかなアトリウムも利用者は少なく、奥の方の照明は落とされている。
数人の社員が佇む出入口付近の照明と、上階から漏れる明かりだけが光源で、ぼんやり浮かび上がっているみたいで幻想的だ。
私は明かりが届くギリギリまで奥に進んでいった。
丸いハイテーブルに両肘をつき、両手の指を組み合わせる。
秘書室長にパーティーでのことを報告して、優月の直帰を伝える。
マリーさんを怪我させてしまったことにお咎めを受けてから、デスクに戻って雑務に当たった。
優月がいつも背にしている大きな窓の外で、夕日が傾き、薄暮が迫ってくるのを時折ぼんやりと眺める。
午後六時を回ると、外はすっかり薄暗くなった。
私もまったく進まない仕事を切り上げ、帰り支度をして社長室を後にした。
このまま真っすぐ帰ることもできる。
だけどやっぱり、もう一度ちゃんとマリーさんに謝罪すべきだろう。
私のしでかした失態の後始末を、全部優月に被ってもらうわけにはいかない。
そうわかっていても、気持ちが尻込みしてしまう。
私はエントランスフロアまで降りて、一度頭を切り替えようと、アトリウムに向かった。
終業時刻を過ぎたこの時間は、いつも賑やかなアトリウムも利用者は少なく、奥の方の照明は落とされている。
数人の社員が佇む出入口付近の照明と、上階から漏れる明かりだけが光源で、ぼんやり浮かび上がっているみたいで幻想的だ。
私は明かりが届くギリギリまで奥に進んでいった。
丸いハイテーブルに両肘をつき、両手の指を組み合わせる。