熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
気付いたら身体が勝手に動いていた。
優月の胸に手を置いて、背伸びをする。
「っ、あや……」
私の行動に気付いた優月が、ちょっと焦ったような声で呼ぶのを遮り、顔を近付け、その薄い唇にキスをした。
今までのキスで優月がしてくれたように、何度かその唇を啄む。
触れ合った唇の隙間で、優月が小さく漏らした吐息に、ゾクゾクした何かが背筋を駆け上った。
そんな感覚に怯えて、私は身を引くように唇を離す。
「綾乃……?」
私を見つめる優月の瞳が、昨夜と同じように潤むのを見た。
けぶったように朱に染まる頬が、真昼間だというのにとても妖艶で、背筋を上った何かに脳天を貫かれるような感覚に陥った。
「っ……」
一瞬膝から力が抜けて、私はそれを誤魔化すように、優月の胸に顔を埋めた。
そのまま背中に腕を回して、彼をぎゅうっと抱き締める。
「……なんだよ、綾乃」
ちょっと困ったように私を呼ぶ声。
優月は私の髪を指に通し、サラサラと零しながら弄んでいる。
それでも私は固まったまま、身体を動かすことができない。
いつもいつも、優月が欲情する顔だけを見たいと思っていた、けど――。
今、私が優月に欲情している。
そんな自分に気付いてしまい、優月の胸の鼓動を感じながら、同じように胸を高鳴らせるだけだった。
優月の胸に手を置いて、背伸びをする。
「っ、あや……」
私の行動に気付いた優月が、ちょっと焦ったような声で呼ぶのを遮り、顔を近付け、その薄い唇にキスをした。
今までのキスで優月がしてくれたように、何度かその唇を啄む。
触れ合った唇の隙間で、優月が小さく漏らした吐息に、ゾクゾクした何かが背筋を駆け上った。
そんな感覚に怯えて、私は身を引くように唇を離す。
「綾乃……?」
私を見つめる優月の瞳が、昨夜と同じように潤むのを見た。
けぶったように朱に染まる頬が、真昼間だというのにとても妖艶で、背筋を上った何かに脳天を貫かれるような感覚に陥った。
「っ……」
一瞬膝から力が抜けて、私はそれを誤魔化すように、優月の胸に顔を埋めた。
そのまま背中に腕を回して、彼をぎゅうっと抱き締める。
「……なんだよ、綾乃」
ちょっと困ったように私を呼ぶ声。
優月は私の髪を指に通し、サラサラと零しながら弄んでいる。
それでも私は固まったまま、身体を動かすことができない。
いつもいつも、優月が欲情する顔だけを見たいと思っていた、けど――。
今、私が優月に欲情している。
そんな自分に気付いてしまい、優月の胸の鼓動を感じながら、同じように胸を高鳴らせるだけだった。