笑わないシンデレラ
「あ、ごめん。ありがとう!」

慌ててお礼を言って彼からスポーツドリンクを受け取る私。

コツン……

その時、辻くんが私の額と自分の額を合わせてきた。

また心臓が苦しくなる。


「熱はないみたいだな?ぼーっとする?」

「えっ?しないよ?なんで?」

「なんかぼーっとしてるからさ。
熱中症には気おつけろよ?」


そう言って笑うとひらひら手を振って自分の席へと帰っていった。
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