笑わないシンデレラ
「早瀬……1人で悩まないで?俺に頼れよ。」

「うっ……くっ……」


なんでそんなに優しいの?
辻くん……

こんなんだから私……あなたに甘えてしまうんだよ。


「わたし……熱なんてない……ずる休みした……」

「うん、なんで?」


辻くんの優しい声色。
それだけでわたしは泣いてしまう。


「あ……相葉さんと……ケンカして……もう友達でいるの無理だって……」

相葉さんとケンカした時、わたしを見る目が冷めきっていた。
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