笑わないシンデレラ
「わたしなんて……いなければよかったって……言われ……ちゃった……」

「は⁉︎あいつそんなこと⁉︎」


コクリ。


わたしは静に頷いた。


「なんだよ、それ。」

「仕方ないの。」

「なんで仕方ないの?」

「だって相葉さんが--------あっ!」


言いかけてしまったと思った。
勢いよく離れる。

相葉さんが辻くんのこと好きだからケンカになったなんて言ったらまずい!

だって本人がそこにいるし。


「ごめん……もう十分!泣いたりしてほんとにごめん!」


慌てて謝ると部屋を脱出しようとした


だけど--------
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