笑わないシンデレラ

ドガッ！


頭に激痛が走った。
それは彼女が私に思いっきり、バレーボールをぶつけたから……


「いっ……た……」


頭がズキズキして立ち上がれない……


「いつもクールぶっちゃってムカつくのよ！話しかけると無視したりして！」


彼女の罵声が倉庫に響く。
誰か助けて……

私は卑怯者だ……
ずっと1人でいるくせにこんな時だけ助けを求めるなんて。





「やめろよ。みっともねぇ真似。」