大好きだった先生は今日も私を起こす
冬休み
先生から連絡は来ない。
「だよね...先生だもん...部活行かなくていいかな...」
連絡がくる!とも思っていなかったけど、来なかったら来なかったで胸が痛かった。
綺麗なイルミネーションにクリスマスソングが流れる街。
「先生、なにしてるんだろう...」
12月26日。
バイト中に時計を見る。
『ハンナちゃん、上がっていいよ〜?』
「えっ?」
『今日野球あるって言ってたじゃん?行ってきな?』
そっか、今日部活だったんだ。
「わ、わかりました...」
私が行っていいのかな...なんて不安に思いながらも、会いたくて会いたくて、結局、学校へ向かいました。
白いジャージの先生がいない。
「あれっ、今日、先生は?」
『さっきいたけど、職員室かな?とりあえずさ、ボール洗おう』
「...はぁ〜い」
どこ行ったんだろう...?
無心でボールを洗っていた時ポケットに入れていた携帯が鳴った。
発信先は、
”学校”
...え?
これって、、もしかして、
先生...??