大好きだった先生は今日も私を起こす
初めての電話
「もしもし、先生?」
「な、なんでわかった」
「なんかそんな気がした」
「今どこにいる」
「校庭」
「はっ!?来てるの?」
「きちゃった」
「待ってろ今行く」
返事もする間も無く切れた電話。
なんで私の番号...
あっ。紙だ!
渡した紙、見て電話してきてくれたんだ...
そう考えていると息切れしている先生が現れた。
「ごめんごめん、寒かったでしょ」
「へへへ」
「なんだなんだ気持ち悪い」
「ひどっ!!!」
「あのさ、あの、紙のこと...」
「う、うん」
「...ごめん」
「え」