大好きだった先生は今日も私を起こす

記念日








先生と、彼と、付き合ってから二カ月が経った。







変わらず仲良くやっているし、
彼の友人や先生方も私の存在を知っている


そして、応援してくれているようだ。








「暑くなってきたね」



「夏だね〜!!」


そうはしゃぐ私を見た彼は微笑んだ




「早いな」


「早い?」


「うん。はじめて2人で会った時は寒かった」



「確かに、寒いって言ってくっ付いてた」


「もう二つも季節超えたんだな」





言われてみればそうだ。



初めて二人で会った時は、三月で真冬だった。



夜中に温泉行ったり、
寒いって言ってくっ付いてた。





そして、春。

夜に見た桜の木は緑色になっていた。







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