キンヨウビノヒミツ
「で、盛大に吐かれちゃったから、色々悲惨な事になって。
井上はそれでもまだ気持ち悪いのかしゃがみこんで動かないし」


なんと言う醜態…それを前橋君にさらしたというの…?


「そしたら、おもむろに立ち上がって。
とりあえず、洗濯しようって言い出して。
なんもしないよね?なんもしないんだからいいよね?って」


…それでラブホに入ったと?!


人生初ラブホなのに、言いだしっぺは私だと?!


「ねぇ、嘘でしょ?途中から嘘入ってるでしょ?」


っていうか、嘘だといってよ前橋君。


「いや、マジだけど。
で、俺がシャツを洗って戻ったら、もう寝てたんだよ。
しゃーねーから俺も寝るかーって寝た」


「ちょっとまって!服は?!服はいつ脱がせたの?」


私が起きた時、服は床に散らばっていた。


今の話じゃ、私が下着姿だったわけがわからない。


「あぁ、それは―…
夜中にいきなり起きて、暑い!っつって脱いでまたベッド戻ってきたぞ」


…神様、泣いても良いですか。


全部、私の所業じゃないですか。


フリーダムにも程があるじゃないですか。


っていうか、穴。


穴が欲しい。


穴があったら入りたいとは今の私のためにある言葉だよ、本当に!


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