人間失格ゲーム
「この本にさ、色々呪いが書かれてたんだよ」

私は建の声でハッとなる。
危ない。建の話を聞かなくては…。
私は頭をフルフルと降った。


「この本、1つだけ本物っぽい呪いがあるんだよ。だけど、その呪いは何の呪いとか書かれてないし不思議な点がたくさんあるんだ。それなのに準備する物は少ない。これはやるしかないだろ?」

建は自慢げに語る。

これだから困る。

私は早くクレープ屋さんに行きたいのにー…

「んで、どーゆー呪いなわけ?もっとアタシたちにも詳しく教えなさいよ?」

花奈と建は私の気持ちお構い無しに話を続ける。

みんなは黙って2人の成り行きを見守っている。

「んーとさ…」と言いながら建は本をペラペラとめくる。
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