記憶の中のヒツジはオオカミだったようです!





「はぁっ……」

「分かる、ヒナ? ここに俺が入ってる」

 嬉しそうに言われて、つま先がマットレスの上できゅっと丸まった。
 余計に中で脈打つ彼の存在を意識させられ、ズキズキとする痛みの中に別の感覚が湧いてくる。

「やばいな……夢みたいだ」

 額に汗を浮かべながら、頬を上気させながら心底嬉しそうにしている顔を見てしまえば、痛みを忘れるほどの幸福感が胸を締め付けた。
 そのきゅんとした心が、繋がり合っている所にまで影響を及ぼす。

「ひ、ヒナ……今のはヤバいな」

 彼の存在をリアルに感じ、意識した訳じゃないのに締め付けていたらしい。
 その効果は、朔にだけではなく、雪乃にも及ぼすものがあった。

「お願い……動い、て」

 もっと強い刺激が欲しくて、自然と彼の腰を挟む膝で擦っていた。
 
「はっ……ヒナ、わかったよ」

 息を吐き出すと、ゆっくりと腰を引き、もう一度入れるという浅い動きを繰り返される。ぞわぞわと痛みの中から違う感覚が首筋をわななかせた。
 次第に滑らかになってきた抽挿に、朔の腰使いが変わり始める。
 抜けるぎりぎりまで引き、一気に最奥へと突き入れるという動きに変わり、括れが中を擦る快感に喘ぎ声が止まらない。
 空気を含み、結合部からは卑猥な水音がしはじめていても、恥ずかしいというよりは、あまりの気持ち良さに自然と腰が揺れるのを止められない。



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