ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
クラスの女子たちと来たカラオケBOXで、盛り上がり歌うみんなの姿をぼんやりと眺めていた。






『結城くん!まだ歌ってないよね?はい!』





そんな俺の隣にピタッと寄り添うように座ってきた女子。




手にはリモコンを持って俺に歌を入れるように促してくる。






『結城くんは普段どんな歌を歌うの?』







「ジャンル問わず何でも聴くよ。だから知ってる歌なら何でも歌うかな。

何か歌って欲しい歌はある?選んでくれると助かるな。」







ニッコリ笑いかけながら答えた。





心の中では笑ってないくせに。




でも忘れる努力が必要なんだって思ったから。






だから笑いたくなくても笑って見せた。





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