ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
『さあ…私には覚えはないです。

でもどうして?』




やっぱり直接的に聞かなきゃ埒があかない?








一呼吸置いてから口を開いた。





「高校の先輩に由宇って人がいたんだ。ゆうさ…加藤さんは○○高校だった?

俺、預かりものしててでも連絡先しらなくてさ。」





尋ねた俺に目の前の“ゆう”さんはちょっとだけ目を見開いてみせた。





その表情はどっちの意味?




少しの沈黙の後俺から目を逸らして前を向きため息をついて、カクテルをくいっと喉へ流し込んだ。









そしてそれからゆっくりと首を横へと振って



『私じゃありません。』





そう呟いた。





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