零度の華 Ⅱ
微笑した表情を見せるも詳しくは説明はしない
ただ、赤信号で止まった数分で探り合いが行われただけ
どちらとも言葉を発することなく信号は青へと変わり、車は発進された
その後、どちらとも口を開くことはなかった
15分程してホテルに着くとやっとライトは口を開く
「僕は君だからと言って容赦はしない」
『お前達に加減なんて言葉は使えない』
強い目をしたライトを見て、あたしは助手席から体を外へと出し、後部座席から荷物を取り出す
再び助手席の方へ移動し、窓越しにライトを見る
『明日、楽しみにしておく』
一言残し、ホテルの中に足を進めた