零度の華 Ⅱ
頭ではわかっているが、体は時差に慣れないようだ
早くこっちでの感覚を掴むために、このままジッとしていてはダメだと思い、外へ出て散策することにした
スーツ姿では少々目立ってしまうと考えたあたしは、Tシャツにチェックのシャツを羽織り、ジーパンを履いて外へと出る
スランスの街並は個人的に好きだ
オシャレで美しい
初めて訪れた人は本の中へと入り込んだような、おとぎの国へと迷い込んだような感覚に陥るだろう
あたしは街並を見ながら歩いて行く
すると、前から子供達があたしの方向へと走って来る
4人の男の子達は笑顔だ
3人が前を走る中、1人だけは遅れて後ろを走る