零度の華 Ⅱ
見えなくなれば、止めていた歩みを進める
あたしを零(ゼロ)だと知る者が今の光景を見れば、間違いなく驚き目を疑うだろうな
零(ゼロ)が子供に優しくするなんて想像できないと言った顔で、誰もが同じ顔を見せるだろう
その後、適当に歩くも特に行きたい場所もないためホテルへと帰る
少しの暇潰しも出来たことだし、あたしはアタッシュケースを開く
そして、短刀2本とライトから譲り受けた拳銃を磨いた
『明日は活躍してくれよ』
言いかけるようにして拳銃を磨けば、黒く光りを示し返事をしているように見える
あたしは、拳銃をアタッシュケースの中に仕舞った