彼女が消えるその瞬間まで
「意義あるか?」



「姫ちゃんなら文句ないよ」


「姫百合なら信用できるしな」



先生の質問にクラスメイトは口々に彼女を信頼する言葉を漏らす。




「じゃあ、女子は夏川な」



先生は、黒板に夏川姫百合と名前を書き出した。



「ねーえ、女子が姫ちゃんなら、男子は松村くんしかないでしょ」




隣の席の女が言う。これも想定内。




松ちゃんも人の前に立つことの出来る人間。




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