直感的結婚~恋はこれから~
「美琴がかわいかったからだよ。今も恥ずかしがる美琴がかわいい。でも、オフィスでは気を付ける。虎太に弱味を握られたくないからね。あいつ帰るときにもからかってきてさ、ほんと最悪……」

「そうですね。私も恥ずかしいので自粛してもらえると助かります」

「誰も見ていないとこだったら、何してもいいよね」

「えっ?」


何をするつもり?と目を丸くする私に彼は軽くキスをして、笑う。


「そんな顔をする美琴もかわいいね。じゃ、俺は風呂入るから美琴は寝なよ。おやすみ」


また頭をポンポン叩いて、彼はスーツの上着を持って隣の部屋に行く。私はその後、彼がリビングを通ってバスルームに行くまでボーッとしていた。

こんなことされて恋に落ちない女はいないと思う。彼に惹かれていることに自覚するしかなくなる。



それから過ぎた二日後の午後一時に依頼者を泰士さんと森さんと私で出迎えた。


「こちらの都合に合わせてお時間を作っていただき、ありがとうございます」


ふくよかな体型で内気な感じに見える男性は恐縮しながら頭を下げた。
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