直感的結婚~恋はこれから~
彼が回復するのを待つこと15分。かなり辛いのか本気で眠ってしまっていた。その間、肩にかかる重みと伝わる寝息に身動き出来ずにいた。


「あ、ごめん。肩痛くない? 重かっただろ?」

「大丈夫です。気分はどうですか? まだ休んでいていいですよ」

「うん、ありがとう。でも、もう大丈夫。少しの時間でもぐっすりと眠れたから」


目を覚ました彼は腕をあげて、大きく伸びた。元気そうな姿を見て、ほっと胸を撫で下ろす。

でも、無理をさせてはいけない。


「少し早いですけど、お弁当食べます?」

「いや、まだいいかな。それよりもせっかく来たのだからなにか乗ろう」

「でも……」


元気そうに見えるけれど、また具合が悪くなったら困るなと心配になってしまう。

動こうとしない私に彼は苦笑して手を差し出してきた。


「本当に大丈夫だよ。行こう。何乗りたい?」

「えっと、じゃあ……あ、あれ! 」

「観覧車?」

「はい、あれにしましょう」


差し出された手を握り、私は大きさ象徴している観覧車を指差した。
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