直感的結婚~恋はこれから~
「そんなご心配なさならくても大丈夫ですよ」
「そうね」
「これ運びますね」
全ての料理を並べ、私たちは白ワインを注いだグラスをそれぞれ持って乾杯をした。
肉料理もあるけれど、どちらかというと魚介類が多い。海老が大好物の私は目の前にドーンと存在を主張する伊勢海老に釘付けになり、思わず隣の泰士さんの袖を掴む。
「美琴、どうした?」
「泰士さん……海老がとても美味しそうです」
「うん?」
泰士さんは何を言っているんだ?という不思議そうな顔をする。
分かって。
ほら、海老なんですよ。
こんな大きな海老が香ばしそうに焼かれていますよ。
しかし、目配せする私の海老への熱い思いは彼に伝わらない。
お母さんには伝わったようで、「ふふ」と笑われる。
「美琴ちゃんが海老好きだというから奮発しちゃったのよ」
「ええっ? 私のためなんですか? 嬉しいですけど、でも……」
初めて会ったときにあまり話さない私を心配したのか緊張をほぐそうとしたのか、突然好きな食べ物を聞かれた。その時に答えた海老を覚えていてくれたのは嬉しい。
「そうね」
「これ運びますね」
全ての料理を並べ、私たちは白ワインを注いだグラスをそれぞれ持って乾杯をした。
肉料理もあるけれど、どちらかというと魚介類が多い。海老が大好物の私は目の前にドーンと存在を主張する伊勢海老に釘付けになり、思わず隣の泰士さんの袖を掴む。
「美琴、どうした?」
「泰士さん……海老がとても美味しそうです」
「うん?」
泰士さんは何を言っているんだ?という不思議そうな顔をする。
分かって。
ほら、海老なんですよ。
こんな大きな海老が香ばしそうに焼かれていますよ。
しかし、目配せする私の海老への熱い思いは彼に伝わらない。
お母さんには伝わったようで、「ふふ」と笑われる。
「美琴ちゃんが海老好きだというから奮発しちゃったのよ」
「ええっ? 私のためなんですか? 嬉しいですけど、でも……」
初めて会ったときにあまり話さない私を心配したのか緊張をほぐそうとしたのか、突然好きな食べ物を聞かれた。その時に答えた海老を覚えていてくれたのは嬉しい。