最初で最後の恋だから。ーセンセイー
終業式後、私と紗智はクリスマスパーティの為の買い物をする事にした。
「何を買うの?」
クリスマスを祝ったことのない私には用意するものが解らなかった。
「準備はねほとんど出来てるからお菓子作りの材料くらい~。」
「何作るの?」
「ブッシュドノエル。」
「ブッシュドノエルって薪みたいなやつだよね?
難しくないかな。」
「大丈夫!!」
紗智があれもこれもと放り込んでいくのでかごはすぐいっぱいになった。
「お菓子作りの材料だけって言わなかったっけ?」
「ちょっと荷物増えちゃったね~。」
「ちょっとじゃないでしょ、もう」
両手でも持てるかどうか解らない。
「バス停までお迎え頼もっ。」
そう言うと紗智は携帯を取り出して話し始めた。
相手は聖さんだろう。
「バス停まで来てくれるって~。」
「優しいね、彼氏さん。」
「うんっ。」
バスに揺られて15分。
バス停に着くと聖さんと古賀君がいた。
「おかえり、紗智。」
「ただいま~、聖。」
焼き上がりのお菓子のような甘い恋人たち。
「荷物貸して。」
「古賀君。」
「また大量に買い物したな。
紗智だろ?」
「お菓子作りの材料しか買わないって言ってたんだけど。
・・・ごめんなさい。」
「いつもの事だし、柚依のせいじゃないから。」
「突然クリスマスパーティって言われて困らなかった?」
「毎年やってるから大丈夫。」
「私、クリスマスパーティって初めてなんだ。」
「紗智から聞いた。
・・・今年は一人ぼっちじゃないから。」
「哲君、ゆずちゃん~。」
先を行く紗智に呼ばれて私たちは歩くスピードを速めた。
「何を買うの?」
クリスマスを祝ったことのない私には用意するものが解らなかった。
「準備はねほとんど出来てるからお菓子作りの材料くらい~。」
「何作るの?」
「ブッシュドノエル。」
「ブッシュドノエルって薪みたいなやつだよね?
難しくないかな。」
「大丈夫!!」
紗智があれもこれもと放り込んでいくのでかごはすぐいっぱいになった。
「お菓子作りの材料だけって言わなかったっけ?」
「ちょっと荷物増えちゃったね~。」
「ちょっとじゃないでしょ、もう」
両手でも持てるかどうか解らない。
「バス停までお迎え頼もっ。」
そう言うと紗智は携帯を取り出して話し始めた。
相手は聖さんだろう。
「バス停まで来てくれるって~。」
「優しいね、彼氏さん。」
「うんっ。」
バスに揺られて15分。
バス停に着くと聖さんと古賀君がいた。
「おかえり、紗智。」
「ただいま~、聖。」
焼き上がりのお菓子のような甘い恋人たち。
「荷物貸して。」
「古賀君。」
「また大量に買い物したな。
紗智だろ?」
「お菓子作りの材料しか買わないって言ってたんだけど。
・・・ごめんなさい。」
「いつもの事だし、柚依のせいじゃないから。」
「突然クリスマスパーティって言われて困らなかった?」
「毎年やってるから大丈夫。」
「私、クリスマスパーティって初めてなんだ。」
「紗智から聞いた。
・・・今年は一人ぼっちじゃないから。」
「哲君、ゆずちゃん~。」
先を行く紗智に呼ばれて私たちは歩くスピードを速めた。