先生に恋して。




そんな時隣で、先生の声がした。


「ほら、サーブ出すぞ!」


『あはははは!先生すごぉーい!』

『それずるいよ先生ー!』


それは私たちの隣のコートの子達の声と同時に聞こえてきたもの。


先生のサーブが早くてみんな取れていない。

そんな事よりも先生が自分達のコートに入ってくれた事が嬉しいみたい。


やだな。


こういうの見たくないな。


そう思いながらも、そっちが気になってしまう。



その時。


「あ、結菜!!!危ない!!!」



「えっ……」



彩月の叫びと同時に目の前が真っ暗になって


バタンッ!



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