お姉ちゃん、ごめんね…
数日後に成人式を控えた夜。

「そうか、まりさんが未婚の母か…」

朝陽となかなかデートができず、こっそりお店に迎えに来てくれて車の中で少しだけ話をしていた時、お母さんから電話がきた。

「ごめんね、ちょっと電話でるね」

そう朝陽に伝えると、コクっと頷き音楽のボリュームを小さくしてくれた。

「あ、ゆうな!!今どこ?」

電話のお母さんは少し慌ただしく、声が震えていた。

お姉ちゃんに何かあったのか…すごく不安になり、「今お店の近くだよ、どうしたの?」っと不安げに聞いた。


「おばあちゃんが…」




少し前からアルツハイマーが進んでいた。
お母さんと病院内を散歩していた時、急に怒り出し、暴れ、車椅子ごと倒れ頭を打った。


朝陽が病院まで送ってくれた。

「何かあったら電話しろよ。」

そう言って、頭をポンポンしてくれた。


急いでお母さんのところへ行くと、相当不安だったのか、私をギュッと抱きしめた。


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