午前0時のシンデレラ

次に目を覚ますと、ベッドの傍らで彼女がこくりこくりと眠っていた。

俺の手が、両手でしっかりと握られていて、あたたかみが伝わった。

握っている手に、自分の片手を添えると、

「あっ…」と、彼女が顔を上げて、

「あなたを看ているつもりが、寝ちゃってたんですね…私」

目をこすった。

「……いや、ありがとう。ずっと付いていてくれて……」

添えた手で、彼女の手を上から握り締めた。


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