午前0時のシンデレラ
「だいぶ遅い時間になったんだな…」
窓の外に目をやると、すっかり日が落ちて暗くなってしまっていた。
「…もしかして、夕食の時間も終わったのか?」
「ええ…眠っていられるのを、起こすのもと思って…」
答えて、彼女が額に手をあてる。
「もう落ち着かれたみたいですね…。……お風呂で倒れられた時には、心配だったけれど…」
「……ごめんな…のぼせたりして」
「いいえ!」と、彼女が首を振る。
「……謝らないでください。だって、私のためになんですよね? 私が恥ずかしがったから、だから我慢をして……」
……悟られてたのかと思う。気づかれていたとわかると、自分も妙に気恥ずかしくなって、
「……かっこ悪いよな…」
と、呟いた。