午前0時のシンデレラ
「……いつもなわけでもないだろう」
ぼそりと言う。
「そうだったかしら? 少なくとも、私の知ってる限りでは、そういうタイプの子はいなかったと思うけど……」
口にすると、赤い口紅の両端を引き上げて薄く微笑った。
「……もう、いいだろ。俺が、どんな女性と一緒にいようが関係ないだろ」
「……そうだけどね」
と、くすりと笑って、
「……だけど、関係ないかどうかは、わからないわよ? 私だって、あなたのことがまだ好きかもしれないんだから」
言うのに、
「挑発してるのか?」
と、牽制をした。