午前0時のシンデレラ

「……社長、今の方って……?」

「ああ…前に付き合ってた女性だ…」

「そうなんですか……」

心なしか声のトーンが落ちたようにも感じた彼女に、

「……どうかしたのか?」

と、顔を覗き込んだ。

「いえ、何も……それより、肩からそろそろ手を……」

「ああ、悪い。こうした方がより恋人っぽく見えると思ってな」

肩を抱いていた手を離した。



< 52 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop