〜超能力者の少女は暴走族のお姫様。〜


「悪い。こいつら、聞き耳立ててたらしいな」

光輝さんが謝り2人を軽く睨んだ。

「だって〜気になるじゃんか〜。あ、美夜、泣き顔も美人だよ」

…っ

「…ふふ」

こんな時にまでいつも通りの春クンに思わず笑みがこぼれる。

と、みんなの視線が私に集まっていた。

「姫ちゃん笑えるじゃねぇの〜」

「…え?」

「美夜ちゃんの笑った顔可愛い〜」

私の100倍可愛いふーちゃんが私を褒める。
ふーちゃんにはいつも笑顔見せてたつもりだったけど。

「美夜、笑った顔が一番いいよ〜」

春クンはいつも通りそんなことを言っている。


「おい、美夜。どうだ?ここは嫌いか?」

低音のバリトンボイスが響いて顔を向けるとそこには俺様総長の龍がいた。

総長まで聞き耳立ててたのか…

「…嫌い…じゃない」

「じゃあ、美夜は桜樹の姫だ。反論あるか?」

「…ない」

「よし、じゃあ、お前ら命懸けで守れ」

「「「「ハイッ!」」」」

いつの間にか集まっていた幹部以外の人たちが声を張り上げる。

この空間…

悪くない…かも


「わ〜い。美夜ちゃん〜!」

ふーちゃんが抱きついて来た。
可愛い…

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