運命
「それと三つ目だが…
俺も一応若頭だから狙われることも多い
だから危険がないか調べる必要があった」

『なるほど』

逃がさない…その言葉を信じたい
そう思うから

『私を統満のものにして
まだ、好意を全部受け入れたり、
あげたりは出来ないけど…
それでも…信じてみたいから』

だから、私をあなたのものにして
その言葉は書けなかった

統満が私を包んでいたから

「―――?」

「想嬉…俺がお前を救ってやる
だから大丈夫だぞ」

コクン―――
頷いた私は泣いていた…
それから…

『私の話を聞いてくれますか?
今まで何があったのかを』

「お前が話したいと思うなら聞いてやる
でも無理はするな?」

大丈夫…


それから私は全て話した…
母親のネグレクト
妹と、婚約者の裏切り
残してきた双子の心配
父親のことも

ギュウ――――――

「よく、頑張ったな?
1人でずっと抱えて守って」

頑張った…
お母さんが死んでから
誰1人として掛けてくれなかった言葉
頑張った…
うん、私頑張ったんだよ?
それでも誰も私をみて褒めてはくれなかった
ずっと1人だった…

『っ――――――』

「もう…大丈夫だ
俺が居る、これから死んでもずっと
お前は俺ので俺はお前の…
もうひとりじゃないからな?」

涙が止まらない…
私はもうひとりじゃない…
大丈夫、統満が側に居てくれる





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